マダニに噛まれることで感染する「重症熱性血小板減少症候群（SFTS）」が
7月3日、関東地域で確認されたそうです。
国立感染研究所と千葉県衛生研究所の調査で分かったことが
日本経済新聞の記事に掲載されています。

2013年に国内では初めて報告されたときは
感染地域は宮崎県や山口県といった西日本が中心でしたが
今回は、関東地方で初めて確認されたということ。
3月には、静岡県でも感染が確認されており
従来の想定よりも早い勢いで、流行地域が広がっている可能性もあるようです。

SFTSは、ウィルスを原因とする病気で
おもに森や草むらでマダニに噛まれて感染し
2011年に中国で発見されたウィルス。

今のところ、有効なワクチンや治療薬は確立されていないのが現状で
厚生労働省や専門家も警戒を呼び掛けているそうですが
まだ、医療機関では、SFTSが知られていないところも少なくありません。

症状に罹ると、致死率は10～30％と高く
潜伏期間は6～14日程度で、初期症状としては、倦怠感や風の症状があらわれます。
マダニから身を守るには、肌を露出しないことが重要。
虫よけ剤も効果があります。

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